Facebookを見ていると結構な頻度で、否定的な感情で涙が流れそうになる時がある。何故だろう、と立ち止まって考えてみる。
そういう時は、知り合いが自信満々に、上品とは言えない書き振りで自らの仕事ぶりを誇る投稿を目にした時が多い。目にまぶしく、かつ、嫌悪を感じる。控えめが美徳という時代ではないのは、わかっているつもりだ。しかし素直に賞賛できない。新入社員時代に「俺が俺がというのはやめてくれ」と、仕事は自分一人でできるものではないという信条を持つ人格者だった当時の部長の言葉がその面影と共に思い出される。いや、そんな道徳然とした心情に起因するものではないな。。単純に羨ましいとか妬ましい、くやしいというようなシンプルな感情だ。普段は自分が抑えこんでいて、浮かび上がってこない黒々とした感情なのかもしれない。ただ、それだけでもないような気もする。美意識のようなものも含まれるようにも思える。複雑な感情が交錯しないまぜとなって自分を強くネガティブな思いへと瞬間的に刺激し、揺り動かす。その刺激は、深く暗い底のほうにある自分の生き方の拠り所に触っているような気がしている。自分が長年飯を食ってきた、食わせてもらってきた仕事が裏方の仕事だからだろうか。