理想の上司、煉獄さん

ミーハー根性で、先週、流行っているのが気になって「鬼滅の刃 無限列車篇」を映画館で鑑賞した。予備知識は無かったが十分、楽しめた。煉獄さんが気に入った。これからしばらくしたら、よくある理想の上司コンテストで、上位にのぼるのではないかとも思った。

また、いたるところで呼吸、匂い、音にフォーカスさせるくだりがあり、鑑賞者は、現代の人間が注意を向けることを忘れがちな、身体的な感覚に注意と関心を寄せることに導かれるように思った。

そして、「匂い」というのは紙面からも画面からも漂ってこないのでイマジネーションをくすぐるという点で面白いと思った。

映画鑑賞をして興味が湧き、漫画を借りて読み始めた。借りたTSUTAYAのPOPには「展開が遅い」という宣伝文句らしくない言葉が載っていた。読み進めると、子供の頃から漫画を長く読んできた私にとっては非常にオーソドックスな絵柄と物語の流れだと思った。読みはじめたばかりだけれど、スクリーントーンなどはあまり使っていない様子。手書きで紙に書いているのかと思わせた。実際はどうなのだろう。

最近漫画を読まなくなったのだが、この漫画は、愛着を持って読み進めている。しかしコミックスだけでも記録的な販売部数を誇っているようなので、これほどの人気がある要因はどこらあたりにあるのか、主な読者層である人たちに機会があれば聞いてみたいと思った。